素材の持ち味を最大限に引き出す設計で「季節の移ろい」を感じられる家づくり

　「本当にぜいたくな住まいとは…？ それは、単に『住む』だけではなく、自然を取り込み、季節の移ろいを楽しめる家だと考えます」とスズキキヨヒサ建築事務所の代表･鈴木清久さんは話します。
　「私たちが暮らす新潟には、美しい四季があります。爽やかな風、優しく降り注ぐ光、豊かな木々、真っ白な雪。こうした自然の恵みを取り込んだ設計を心掛けています」（鈴木さん）。
　無垢の木を使うことにも強い思い入れがあると言います。それは、上質な無垢材は温かさもクールさも表現することができるから。そこに、石やガラス、アイアンなどの素材をバランスよく使いながら、それぞれの質感を生かすのが、同事務所の家づくりの特徴です。
　そこに暮らす家族の思いを大切に考えながら、デザインには手を加え過ぎず、無駄な装飾は省き、素材の持ち味を十分に生かした「引き算のデザイン」。それにより、シンプルで美しく、暮らしやすい住まいをつくり出します。耐震性能や気密･断熱性能といった、住宅として基本的な部分も高い水準をクリアした家づくりを行っています。
　「年月を重ねても、飽きられることなく暮らしになじんでいく。それが味わいとなり、愛着が増す『ただ一棟だけ』の住まい――。そんな家づくりを、一緒に楽しみましょう」（鈴木さん）。

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