環境･気候･風土を読み解き 自然と融和する住まいを提案

「私たち人間は自然界の一部として生きています。それ故に、自然と融和することの心地よさは誰もが本能的に感じることではないでしょうか。ですから、人生の長い時間を過ごす住宅においては、自然を感じ、自然に寄り添えることが、自ずと求められると考えています」。
　そう話すのは、一級建築士の田口友里恵さん。京都の横内敏人建築設計事務所で９年間の経験を積んだ田口さんは、建築家･横内敏人さんの元で、自然との一体感がある住宅を手掛けてきました。内外装に自然素材を用い、家と庭を一体にプランニング。庭と家の関係をつくる開口部は特に丁寧に計画し、主要な窓は特注の木製窓を設計。外観は主張せず、街並みに溶け込むように…。そんな建築思想を学び、一級建築士として具現化をしてきた田口さん。2017年に生まれ育った新発田市（旧紫雲寺町）へと戻り、家業である田口建築の中で田口友里恵建築設計室を開室しました。
　2020年秋には、モデルハウス「加治川を望む家」が完成。加治川沿いに立つこの家は、左官や杉板、瓦といった伝統的な素材や技を用いており、風景に調和しながら凛と佇んでいます。田口さんの設計思想や技術が凝縮した建築をぜひ見学してみてはいかがでしょうか？ 詳しくはWEBサイトをご覧ください。

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