里山の自然と向かい合い 四季折々の美景を愛でる
オーガニックスタジオ新潟 (株)
新潟市
S邸
「家を建てるなら、山の近くに住んでみたかったんです」。そう話すご主人が見つけたのは、秋葉区の山裾の土地。向かいには緑あふれる公園があり、そのロケーションが気に入り家を建てることにしたそうです。
深い庇が伸びる切妻屋根に、杉板と塗り壁仕上げの外壁。アプローチには石を敷き、植栽にはモミジやヒメシャラなどの落葉樹を選定。昔からそこに佇んでいたかのような、風景に溶け込む住まいが完成しました。
「はじめは眺めのいい2階リビングを希望していましたが、やはり庭と繋がるリビングにしたくなって…」と、途中で計画を変更したというご主人。天井高を低めに抑えた1階は、庭、濡れ縁、ダイニング、小上がりが繋がる空間で、視線は自ずと窓の先にある庭や公園の木々へと向かいます。とりわけ奥まった場所にある小上がりは、何とも言えない安ど感を味わえるスペース。ちょっとした床レベルの違いが、空間に心地よい変化をもたらしています。「休日はゆっくり料理をして過ごしたり、ずっと居たくなる家ですね」と、奥様は満足そうに話します。
UA値=0.31という高い断熱性能や、2階床下に設けられた「階間エアコン」による全館空調も高い満足感に繋がっています。「冬暖かく夏涼しい家です。この家に住んでから、自分で芝を張ったり、庭いじりも新しい楽しみになりました」(ご主人)。
お客様の声
家が完成して住み始めたのが、新型コロナウイルスが流行り出したタイミングでした。家に居る時間が増えましたが、庭いじりで気分転換ができましたし、子どもたちは横の公園で遊べてあまりストレスを感じることなく生活ができました。アパートに住んでいた時には考えられないくらい自宅で快適に過ごせましたね。庭づくりはその後もずっと続けていて、今はフェンスの下を目隠しする植物を植えようと考えています。
担当スタッフコメント
オーガニックスタジオ新潟 (株)
設計部部長 阿部 誠治
DATA
家族構成:夫婦 子ども:2人
竣工日:2020年02月
構造: 木造軸組工法
延床面積: 107.96m² (32.67坪)
1F 61.69m² (18.67坪) 2F 46.27m² (14.00坪)
設計者:阿部 誠治
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