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周囲に圧迫感を与えない大らかなプロポーション。壁は左官職人によるそとん壁仕上げ。木格子も城下町の風土に合う。

城下町らしさに重きを置いた塗り壁と格子が融合する店舗併用住宅

吉川不動産 (株) 吉川ホーム

村上市


W邸

 村上市で代々婦人服店を営んできたWさん家族。店舗併用住宅の老朽化が進み、建て替えを行いました。「吉川不動産さんに決めた理由は、担当の南澤さんと村山さんの話しやすく信頼できる人柄でした」とご主人。以前は必要以上に部屋が多く、暗さと寒さに悩まされていたため、適度な広さで明るく暖かい建物を希望したそうです。
 完成したのは緩勾配の片流れ屋根がゆったり伸びる建物。景観条例に合わせ、落ち着いた色味の塗り壁で仕上げています。奥にある住宅部分は、吹き抜けから心地よい光が注ぐダイニングが中心。その周りにキッチン、リビング、和室が配されています。「明るく暖かく、光熱費も安くなりました。檜の床の感触も気持ちいいですね」(ご主人)。

南からの日がよく入る小上がりとLDK。ダイニングの上の吹き抜けが2階の窓からの光を階下に導く役割を担っている。
コーナー窓からお城山を望める書斎は息子さんの勉強スペースとして活用。使い勝手のいい棚やL字のデスクが造作されている。
吹き抜けに面した2階のホールには奥様のミシンコーナーが。お店で扱っている商品の丈詰めや趣味の手芸をここで行っている。
明るくさらりとした檜の無垢フローリングが心地いいLDK。正面のスライディング窓の外は軒下空間で、ご主人が釣ってきた魚を干物にする場所としても重宝しているそう。
豆砂利洗い出し仕上げの土間が落ち着いた雰囲気をつくり出す玄関。大きなすりガラスのFIX窓から優しい光が注ぐ。
サンルームを兼ねた洗面室。サンワカンパニーの洗面ボウル「フッカ」と、アイカ工業のメラミン化粧板を組み合わせた造作洗面台がシンプルで美しい。
季節ものや家族の思い出の品など、家財を十分しまえる小屋裏収納。お子様の遊び場としても活用しているそう。

お客様の声

店を家族経営でやっているため、住居と店舗の行き来がしやすいことも重要な要素でした。それで、家事をしていてもお客様がいらっしゃった時にすぐに出られるように店舗とキッチンの距離を近づけて頂きました。また、小屋裏を広く設け、階段で楽に上がれるようにして頂いたので、小屋裏を多目的に使うことができています。


担当スタッフコメント

 店舗を手前に配置する都合上、どうしても住居の1階部分が暗くなってしまうので、吹き抜けを提案させて頂きました。2階の南側の窓から入る光を採り込むため、夏場の暑さ対策として窓はトリプルガラスを採用し、窓の外にはアウターシェードを取り付けて日射遮蔽ができるようにしています。また、Wさんは家相を気にされていましたので、鬼門などに配慮をした平面計画にしました。

吉川不動産 (株) 吉川ホーム

建築部 村山哲朗

DATA

家族構成:夫婦 家族構成:母 子ども:1人
竣工日:2023年01月
構造: 木造軸組工法
延床面積: 151.68m² (45.88坪)
1F 102.47m² (30.99坪) 2F 49.21m² (14.88坪)

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